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AGA治療法のまとめ

【AGAの治療法】
AGAは男性型脱毛症のことですが、治療には大きく分けて薬による内科的治療、植毛などの外科的治療に分けられます。
予防目的や軽症の場合は内科的治療から始まり進行したケースや薬の効き目がない場合は外科的治療を選択するというイメージです。
しかし実際は、それぞれの治療を組みあわせるケースも多くみられます。
ただ、薬による内科的治療で改善するケースが多いため植毛などの外科的手術を選択することは多くありません。

【内科的治療】
まず、AGA治療で一番大事なことはとにかく早期治療、場合によっては予防ということも大事になります。
AGAの薬による治療は進行を食い止める効果は高いのですが、かなり進行してしまってから新たに発毛させるのは難しいためです。
つまり、抜け毛が増えたと感じたり、少し髪が薄くなってきたなと感じたりした段階で治療を開始する方がいいわけです。
AGAの薬としては以下のものがあります。
※当院ではフィナステリド、デュタステリドのみ取り扱っています。
① フィナステリド
最初に発売された飲むAGA治療薬です。
当初の商品名はプロペシアといいますが現在はジェネリック薬品も登場しておりフィナステリドという名前で販売されていてコストパフォーマンスもよくなっています。
AGAの原因は男性ホルモンであるテストステロンが代謝されてできるジヒドロテストステロンという物質です。
テストステロンに5αリダクターゼという物質が働くことでジヒドロテストステロンは作られます。
髪が生え始めてから太くしっかり育ち、最終的に抜けるまでの周期をヘアサイクルといいますが、ジヒドロテストステロンはこのヘアサイクルを短くしてしまうため髪も細くなり、数も減っていってしまいます。
フィナステリドは5αリダクターゼの働きを妨げることでジヒドロテストステロンが増えないようにすることでAGA改善効果を発揮します。
髪の見た目のボリュームは髪の本数と髪の太さで決まります。同じ本数なら一本一本が太い方が見た目のボリュームが多く見えます。
フィナステリドはヘアサイクルを正常化させることで髪を抜けにくくし太く育て本数が大きく変わらなかったとしても見た目のボリュームアップは得られます。
フィナステリドは1日1回の内服で90%以上の現状維持効果を発揮します。
ボリュームアップ効果も60〜70%程度は期待できますが本数を劇的に増やす、つまり発毛という効果は残念ながら10%程度しか見込めません。
治療効果は早い方で3ヶ月くらいすると実感してくることもありますが一般的には6ヶ月使ってみて効果を判定する必要があります。
副作用としてED(勃起不全)や性欲減退などが数%の確率でおこることがあります。男性ホルモンを減らすわけではないのですが万が一EDになってしまった場合はED治療薬という選択肢もあります。また前立腺癌マーカー(がん発見に役立つ体内の成分)であるPSAという値が減ってしまうので、前立腺癌を見落とす可能性も指摘されています。
前立腺癌の検診を受けたり、泌尿器科にかかる際にはフィナステリドを使用していることは必ず医師に伝える必要があります。
フィナステリドはジェネリックもありコストや効果を含め総合的に考えると最初に始めるAGA治療薬として優れいていると思います。

②デュタステリド
海外ではフィナステリドを超えるAGA改善効果の報告がありました。前立腺肥大にも効果があるためアボルブという商品名で以前から日本でも販売されていました。
しかしアボルブは日本国内では適応症が前立腺肥大症だったため、AGA治療に用いにくい状態でした。
しかし、2016年にザガーロという商品名で日本国内でもAGA治療薬として販売が開始されたためフィナステリド同様に使用することが可能になりました。
デュタステリドはフィナステリドをさらに強力にした薬です。
フィナステリドの欄でも書いた5αリダクターゼは1型、2型と2種類あります。フィナステリドは2型のみをブロックしますがデュタステリドは両方ブロックします。つまり、ジヒドロテステロンの産生をさらに抑えることでフィナステリド以上のAGA改善効果を発揮します。
つまり軽症もしくは予防的という意味で内服するならばフィナステリドで十分ですが、ある程度進行しているケースやフィナステリドが不十分なケースではデュタステリドを使用した方がいいでしょう。
ジェネリック薬品も当分発売されないですし値段はフィナステリドよりは高めになるのでコストの面からも適応を選んで使用したほうがいいと思います。
内服方法は1日1回でやはり6ヶ月程度は効果判定に必要です。
副作用はフィナステリド同様にED、性欲減退などが見られます。副作用の頻度はフィナステリドよりやや多いと言われています。

③ミノキシジル(※当院では取り扱いはありません)
ミノキシジルは以前から日本でもリアップという名前で塗り薬として販売されていました。
本来は内服の血圧の薬として海外で使用されていたのですが、使用中に体毛が増えるという副作用が起きたためアメリカでAGA治療薬として認可されたという歴史があります。
AGA治療としては塗り薬として使用されることが一般的です。(内服ミノキシジルはAGAの適応外であり日本では取り扱いがありません)
ミノキシジルは頭皮の血流をよくしたり、VEGF(血管内皮増殖因子)という
物質を増やすことで髪の成長を促すと言われています。
外用ミノキシジルは2%製剤とさらに高濃度の5%製剤があります。5%のミノキシジルの方がよりAGA改善効果が高いと言われています。
ミノキシジルは単独でもAGA改善効果がありますが、フィナステリドなどの内服薬と併用することでよりAGA治療効果がさらに高まるという報告もあるので症状によっては併用を考えてもいいでしょう。
副作用は薬を塗った部分のかぶれやかゆみの他に、内服の場合、顔や腕などの毛が濃くなることが挙げられます。

【外科的治療】
① 植毛手術
自分の髪が残っている後頭部などの頭皮の一部を脱毛部に移植する植毛手術は完全に進行したAGAの治療法として有効です。移植された後頭部などの毛包はAGAになりにくいという性質があるため脱毛しにくくなります。
採皮の方法としては麻酔をして頭皮を少量切り取る方法と1mm大のサイズで小さく毛包を採皮して一つずつ移植していく方法があります。
後者の方が手術の成績はいいと言われています。
かなり進行したAGAに対しては有効な治療法になりますが、体への負担がかかることや治療に時間がかかること、さらに極めて高額な料金などがデメリットになります。
また、時間が経過すると脱毛が再度進行する可能性もあるため一般的な治療法ではありません。

②メソセラピー、HARG療法
頭皮にミノキシジルやビタミン、アミノ酸などを直接注射する治療法をおこなうことがあります。メソセラピー、HARG療法などの名前で行われていることが多いようです。
以前はVEGFという成長因子が入っているものをHARG療法、そうでないものをメソセラピーと言っていたようです。しかし現在はメソセラピーでも成長因子を使っていることもあります。
各施設で有効性について述べているのですが、学術論文としては数がまだ少なく海外も含めて大規模なデータはありません。
理論的には有望であるが、まだ確かな有効性は確立されていないので今後のデータ蓄積が待たれるとのことでした。
料金も比較的高額なため最初に選択する治療法ではありません。
③その他
低出力のレーザーを頭皮に照射することでAGA改善効果が得られたという報告がありますが、データ不足で評価できません。

お気軽にお問い合わせください TEL 019-622-2509 月〜金 8:30-12:30, 14:00-17:30 土 8:30-13:30 受付

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